180L・40℃で考えてみた
お風呂に入るとき、
「追い焚きした方が節約になる」
と思っていませんか?
実はこれ、
条件によっては逆になることがあります。
今回は、
180リットルのお湯を40℃にする
という同じ条件で、
- 自動湯張り
- 追い焚き
どちらが効率的かを、
仕組みと実際の使われ方から整理します。
比較する条件
- 湯量:180リットル
- 目標温度:40℃
- 浴槽に入っているのは「水(冷水)」と仮定
比較対象👇
① 給湯器で40℃を作って自動湯張り
② 浴槽に張られた水を追い焚きで40℃まで加熱
理論上は「同じ」になる
まず、理屈の話。
水を温めるのに必要なエネルギーは、
- 水の量
- 温度差
で決まります。
つまり👇
180Lの水を同じ温度差で40℃にするなら、
必要な熱量そのものはほぼ同じ。
ここだけ見ると、
追い焚きも湯張りも互角です。
でも実際は差が出る理由
追い焚きは「循環ロス」がある
追い焚きは、
浴槽 → 配管 → 給湯器 → 配管 → 浴槽
と、お湯を循環させて温めます。
このとき👇
- 配管内で熱が逃げる
- 戻ってくるまでに冷める
- 循環効率のロスが出る
結果として、
同じ40℃でもガスを余計に使いやすい。
自動湯張りは「片道」で効率がいい
自動湯張りは、
- 給湯器で40℃を作る
- そのまま浴槽へ送る
ワンウェイ(片道)方式。
- 配管内の滞留が少ない
- 熱ロスが小さい
この差が、
実際のガス使用量に影響します。
追い焚きは「水から温める」用途じゃない
追い焚きは本来、
- 家族が続けて入る
- 少し冷めたお湯を温め直す
ための機能です。
浴槽に張られた冷水を40℃まで上げるのは、
追い焚きの得意分野ではありません。
よくある誤解
「追い焚きの方が節約になる」
これは👇
✔ 少し冷めただけ
✔ 湯量が減っていない
こういう条件なら正解。
でも、
- 時間がかなり空いた
- 水に近い温度
- 湯量が減っている
この状態では、
湯張り直しの方が効率的です。
結論|180Lを40℃にするなら?
| 条件 | ガス代 | 効率 |
|---|---|---|
| 自動湯張り | ◎ 安い | ◎ 良い |
| 追い焚き | △ 高くなりがち | △ ロスあり |
👉 水から40℃にするなら、自動湯張りが有利
現場目線のひとこと
追い焚きは便利ですが、
万能ではありません。
- 水から → 湯張り
- 少し冷めた湯 → 追い焚き
この使い分けをするだけで、
ガス代も給湯器への負担も抑えられます。
給湯器は、
正しい使い方をすると長持ちする設備です。



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