エアコン工事は、
「室内機を付けて、室外機を置いて終わり」
と思われがちです。
ですが実際には、
一番大事なのは配管を通した“壁の穴”
というケースも少なくありません。
この処理次第で、
雨水・結露水・虫の侵入リスクが大きく変わります。
エアコン配管穴は確実に外壁を貫通する
エアコンを設置する以上、
外壁には必ず穴があきます。
この穴は、
- 雨水
- 風
- 湿気
- 虫
の入口になりやすい場所です。
見た目がきれいでも、
内部処理が不十分だと
トラブルの原因になります。
スリーブを入れる本当の理由
配管穴には、
スリーブ(プラスチック製の筒)を通すのが基本です。
スリーブを入れる目的は、
単に配管を通しやすくするためではありません。
結露した水が配管を伝って、
外壁と内側の間に入り込むのを防ぐ
という重要な役割があります。
スリーブがない場合、
雨水だけでなく
結露水が原因で
壁内部が湿ってしまうこともあります。
スリーブを入れて「終わり」ではない
スリーブを入れたあと、
どう処理しているかが非常に重要です。
チェックしたいポイントは👇
- スリーブに配管を通したあと、
外壁側をパテ(粘土状の材料)で埋めているか - すき間が残っていないか
このパテ処理を行うことで、
水の侵入だけでなく、
虫の侵入を防ぐ効果もあります。
ここが未処理だと、
小さなすき間から
虫が入り込むケースもあります。
配管カバーまわりも重要な防水ポイント
屋外側では、
配管カバー(化粧カバー)の取付も要チェックです。
- 固定ビスに防水処理がされているか
- カバーと外壁の接地面が
コーキングでしっかり処理されているか
配管カバーは、
雨が当たりやすい場所です。
見た目が整っていても、
この部分の処理が甘いと
水は簡単に入り込みます。
サイディングは「水がかかる前提」の外壁
サイディング外壁は、
水がかかる前提で作られている外壁です。
ただしそれは、
正しく水の逃げ道が確保されている場合に限ります。
配管穴から入った水が、
防水シートの外側を通って
きちんと外へ排出される構造であれば問題ありません。
逃げ道がないと起きること
配管穴まわりの処理が不十分だと、
水の流れが止まり、
内部に湿気が溜まります。
すると👇
- 壁内部が湿ったままになる
- 木材が乾かない
- 内部で腐食が進む
外からは分からないまま、
劣化が進行していることもあります。
実際の現場でよく感じること
スリーブは入っているのに、
- パテ処理がされていない
- 配管カバーまわりが未処理
というケースは、
決して珍しくありません。
こうした小さな処理の差が、
数年後に大きな違いとして現れます。
まとめ
エアコン工事で本当に大切なのは、
機器の性能だけではありません。
- スリーブが正しく入っているか
- パテでしっかりすき間を埋めているか
- 配管カバーまわりが防水されているか
これらが揃って、
はじめて安心できる施工と言えます。
エアコンの新設・交換時には、
「配管穴の防水処理がどうなっているか」
一度意識してみることをおすすめします。



コメント