家族人数だけで決めると後悔する理由
エコキュートのタンク容量を決めるとき、
多くの人が参考にするのが「家族人数」です。
- 2人だから300L
- 4人家族だから460L
こうした目安は確かにあります。
ただし実際には、人数だけで決めて後悔するケースも少なくありません。
その理由は、
エコキュートの仕組みと生活スタイルにあります。
エコキュートの主なタンク容量
家庭用エコキュートのタンク容量は、
主に次の3種類です。
- 約300L
- 約370L
- 約460L
容量が大きいほど、
一度に使えるお湯の量が増えます。
メーカーの人数目安は「平均的な使い方」
メーカーが示している目安は、
おおよそ次の通りです。
- 300L:1~2人
- 370L:2~3人
- 460L:3~5人
ただしこれは、
- 入浴時間が比較的まとまっている
- 追い焚きが少ない
- シャワー使用が平均的
といった理想的な条件を前提にしています。
現実の生活とは、
ズレることも多いのが実情です。
人数だけで決めると後悔しやすい理由
① 湯切れして昼間に沸き上げが発生する
エコキュートは、
夜間の安い電気でお湯をまとめて沸かす仕組みです。
ところがタンク容量が足りないと、
- 夜の入浴でお湯を使い切る
- 追い焚きや朝シャワーでさらに消費
- 昼間に追加沸き上げが発生
という状態になります。
昼間は電気料金が高いため、
電気代が思ったより下がらない原因になります。
② 入浴時間がバラバラだと消費量が増える
- 帰宅時間が家族で違う
- 子どもが後から入る
- 追い焚きを何度も使う
こうした家庭では、
人数が少なくてもお湯の消費量は多くなります。
「4人以下だから大丈夫」と思っていても、
実際は容量不足というケースは珍しくありません。
③ シャワー中心でも安心できない
- シャワー時間が長い
- 朝もシャワーを使う
- 在宅時間が増えた
このような使い方では、
湯船に入らなくてもお湯は減っていきます。
特に最近は、
在宅ワークや生活リズムの変化で
使用量が増えている家庭も多いです。
④ 将来の変化を考えていない
今は少人数でも、
- 子どもが成長する
- 家族が増える
- 来客や宿泊が増える
といった変化は十分考えられます。
エコキュートは
10年以上使う設備だからこそ、
今だけで決めると後悔しやすいのです。
タンク容量を決めるときの考え方
迷ったら、次の基準が現実的です。
- 1~2人
→ 300L(シャワー中心なら可) - 2~3人
→ 370L - 3~5人
→ 460L
さらに、
- 毎日湯船に入る
- 追い焚きが多い
- 入浴時間がバラバラ
このどれかに当てはまる場合は、
人数目安よりワンサイズ上を検討すると安心です。
「大きいと電気代が高い」は誤解
よくある不安が、
「タンクが大きいと電気代が高くなるのでは?」
という点です。
実際には、
エコキュートは使用量に応じて沸き上げます。
- 毎日満タンまで沸かすわけではない
- 昼間の追加沸き上げを防げる
結果として、
容量に余裕があるほうが電気代が安定する
ケースも多いです。
設置スペースも忘れずに確認
容量が大きくなるほど、
- 本体サイズが大きい
- 搬入経路が限られる
という点には注意が必要です。
特に集合住宅では、
設置可能サイズの確認が必須です。
まとめ
- 家族人数だけで容量を決めると後悔しやすい
- 湯切れは昼間の高い電気代につながる
- 生活スタイルと将来を考えて選ぶことが大切
エコキュートのタンク容量は、
「今の人数」ではなく
これからの使い方で決めるのが後悔しにくい選択です。



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