給湯器やガスコンロの交換を考えたとき、
意外と多いのが次のケースです。
「うちって、都市ガス?それともプロパン?」
特に集合住宅では、
住んでいる本人がガスの種類を把握していないことが珍しくありません。
この記事では、
専門知識がなくても分かる見分け方と、
ガスの種類によって工事できる資格者が変わる点について解説します。
なぜガスの種類を知らなくても住めてしまうのか
日常生活では、
- お湯が出る
- コンロが使える
これだけで困らないため、
ガスの種類を意識する場面がほとんどありません。
しかし、
- 給湯器の交換
- ガスコンロの買い替え
- リフォーム
こうしたタイミングで、
初めて問題になることがあります。
見分け方① ガスメーターを見る(最も確実)
屋外や共用廊下にある
ガスメーターを見るのが、一番確実な方法です。
プロパンガスの場合
- 各住戸ごとにガスメーターがある
- 建物の外にガスボンベがある、または集中設置されている
- メーターや周辺に 「LPガス」、「LPG」 と表記されていることが多い
都市ガスの場合
- 建物全体でガス管が引き込まれている
- ガスボンベはない
- メーターに 「都市ガス」、「13A」、「12A」 などの表記がある
集合住宅でも、
メーターの表示を見るだけでほぼ判別可能です。
見分け方② ガス会社の請求書・検針票を見る
ガスの請求書や検針票にも、
ガス種別のヒントがあります。
プロパンガス
- 地域名+個別ガス会社名が多い
- 料金が比較的高め
- 基本料金と従量料金の差が大きい
都市ガス
- 大手都市ガス会社名が多い
- 料金体系が比較的分かりやすい
書類が残っていれば、
ここを確認するのも有効です。
見分け方③ ガス機器本体の表示を見る
給湯器やガスコンロの
**本体ラベル(型式表示)**にも記載があります。
- 「13A」「12A」 → 都市ガス
- 「LP」「LPG」 → プロパンガス
給湯器の場合、
本体側面や下部に小さく書かれていることが多いです。
集合住宅で特に注意したい点
集合住宅では、
- 建物全体が都市ガス
- 建物全体がプロパンガス
というケースがほとんどで、
住戸ごとにガス種別が混在することは基本的にありません。
ただし、
- 建築当初はプロパンガス
- 途中で都市ガスに切り替え
という建物は実在します。
築年数が古い集合住宅ほど、
事前確認は必須です。
ガスの種類で「工事できる資格者」が変わる
ここは重要なポイントです。
都市ガスの場合
- 工事は都市ガス会社指定の事業者が対応
- ガス配管や接続は、資格を持つ作業員のみが実施
- 勝手な配管工事は不可
プロパンガスの場合
- 原則として、その物件のガス供給会社が工事を担当
- ガス機器の接続や配管作業は、
液化石油ガス設備士などの国家資格を持つ者が行う
つまり、
ガスの種類が違う=
工事できる業者・資格者が変わる
ということになります。
知らずに進めると起こりやすいトラブル
- 交換当日に「このガス種別では工事できません」と言われる
- 機器を購入したあとで使えないと分かる
- ガス会社との手続きがやり直しになる
事前にガスの種類を確認しておくだけで、
こうしたトラブルはほぼ防げます。
まとめ
自分の家が
都市ガスかプロパンガスか分からない場合は、
- ガスメーターの表記を見る
- 請求書・検針票を確認する
- ガス機器本体の表示をチェックする
このいずれかで、
ほぼ確実に判別できます。
そして、
ガスの種類が違えば
工事を行う資格者や業者も変わる。
給湯器やガス機器の交換を考える前に、
まずはガスの種類を確認することが大切です。



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